気付いたこと

最近というか数カ月ほど前なのだが、Frictionの「Dumb Numb(1990)」は日本のある時期のAlternative、90年代中頃のいわゆる「ジャンク」的な音楽が勃興した時代に、多くのバンドが青写真にしたのではないかと気付いた。

譬えば初期の「有」は、かなりそのまんまな楽曲もある。「具体(1994)」の「Face, Face, Face, Face」の間奏部などは「Gapping」の引用に聞こえるし、全体的な雰囲気はかなり近い。The Mad Capsule Market'sの「SPEAK!!!!(1992)」収録「システム・エラー」は「Big-S」の雰囲気がある。「DUMB NUMB」はライブ盤なのでスタジオ盤の原曲があるわけだが、あまりそちらの印象は感じない。