SF と ラブコメ と ミステリー

今更ながら、コニー・ウィリスにはまる。その流れでセイヤーズにも。
そして自分のラブコメ好きに改めて気付くとともに、ラブコメの守備範囲の狭さにも気付く。
犬は勘定に入れません」は最高にフィットするラブコメだった。逆に、相変わらず苦手な種類のラブコメに会うのが嫌で、他の作品を漁る気にはならない。そういう意味でも、この本は素晴らしい指針となっている。この本は色々な作品の引用が含まれていて、次々に読書欲を刺激する。
気が付いたらセイヤーズの文庫を大人買いしていた。買い物リストにはまだまだ残っている。
SFとミステリーは濃い読者に支えられ、創造と批評が理想的な円環を形成していると思う。(ファンタジーは特殊なSF?) 自分は遂に双方に対しての距離をつめられずに来てしまったが、何度目かの異常接近の時期を予感し、そろそろ腰まで浸かるべきだろうかと思案している所だ。
そのきっかけが二人の女流作家だったとは、少女漫画好きの自分にとっては因縁じみたものを感じてしまう。