Switch 考察 反省会

とりあえず、PDCAを回すつもりで(Aなんて何も出来ないが) Switchへの考察についてのどこまで正しかったかを確認してみる。
しかし、任天堂は詳細な仕様をを明かすことを避ける傾向にあるので特に「スペック」の項目については今回の発表会だけでは答え合わせ出来る段階にはない。タッチパネルについては、「ついてましたね」位のもので正直前回のものは予想でも何でも無いというか、滑稽な妄想を振りほどいて妥当な解を選んだだけなので特に何もなし。
振動ユニットに関しては、かなり最近のリークだけあってかなり正しかったものの、ミライセンスの技術を使っているかどうかは不明。技術ライセンスを受けてサブセット的なものを実装したのかも知れないし、全く独自で用意したものかもしれない。今のところミライセンス社からのアナウンスは無いので来週にはその辺の答えが見えてくるかも。こういう技術採用のアナウンスは発表の時期とは合わない時もあるので(3DSのPICAも見なおしてみると特に本体発表の時期と合わせてみた感じは見受けられなかった)、暫く様子を見なければわからないかも知れないが、4gamerの記事にアルプス電気による同様の製品を採用したのではないか、という予想もあった。記事をみると、そちらの予想のほうが正しく思えてくる。さきほどミライセンスならサブセット、と記述したが、HD振動はミライセンス社のプレゼンに出てくるものほどの表現力は持っていないのでは無いか、と思うからだ。逆に、そこまでやる必要も無いというか、本体やグリップに接続されることが多いことを考慮すると、動作環境を一定に保てない状況でそこま多様な表現力のものを搭載しても効果が発揮できない、とも考えられる。まあ、アルプス電気のものとミライセンスのものでどのくらい違うか比較できないのではっきりわからないが、ミライセンスのプレゼンにある斥力などの感触までは無いんじゃないかなーと思っている。※後日、振動ユニットはimmersion社によるものと発表。なるほど、色々な会社が手を出している分野なんですなあ。因みに、appleを特許侵害で訴えていたりもします。(おそらくTaptic Engine)
価格については、なるほど、良い線ではないだろうか。25000円では無理。しかし、30000円は切りたい。自分はそこで、機能を削ったり最適化して何とか25000円に近づける方向だと考えたのだが、予想以上にJoy-Conに詰め込んできたな、という印象。機能を削ったのはコントローラのドック(と記述していたが正しくはJoy-Con グリップ)の充電機能、というのは意外だった。充電型のものをオプションにして 29980円というのは、もしかするとこれでやっと30000円を切ることが出来たのかな、とすら思える。
さて価格についての内訳を見ていこう。単体発売は利益分を上積みしていると思われるので、あくまで価格比で見てみる。Joy-Con 単体で 3740円(2個セット 7480円なので)、ドック 6000円(単体からACアダプタの値段を引いたもの。HDMIケーブルは誤差ということで)、Joy-Con グリップ 不明だが充電機能付きが2480円なので 1480円くらい? 予想と比べるとドックをかなり安く見積もっていた事が分かる。それ以外は凡そあっているのだろうか。今になって考えてみると、ドック=USBハブだと考えていたのは正しかったのだが、USB-Cで全てのI/O、つまり映像/音声も含めて通信することに気づいておくべきだった。つまり USB 3.1 相当なのだろう。USB 3.1対応でディスプレイ出力も行えるようなUSBハブはまだまだ高い。その辺のコスト計算が甘かったということか。あと、コスト計算に(HDMIケーブルは誤差だとしても)ACアダプタを含めていなかったのは流石に片手落ち。ディスプレイが6.2インチというのも実は予想を外していて 7:3 で 7インチ推し(6.2インチも予想には入れてたのだが..)だった。それでも機能を削って25000円に近づけてくる、と予想していたのだが、機能はてんこもりでギリギリ30000円を切る設定にしたというのは、なんというか、任天堂の意気込みを感じるところだ。
全体を通してみると、Joy-Conへの意気込みに関してはそれなりに予想に近いものだったので、ちょっとだけ嬉しい。